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思い出のカイルア

懐かしの海を「滑る」
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カイルアには特別な思い入れがあります。
初めてウィンドサーフィンでハワイをい訪れたとき、ぼくが向かったのはこの「カイルア」でした。
あのころ、そして今でも「スター」である、あのロビー・ナッシュのホームゲレンデとして有名でした。
ぼくはウィンドを始めたて、一年未満。
繰り返し、繰り返し見たロビーさんのこのビーチでのライディングのビデオに魅せられ
ぼくはまずはここでウィンドをしよう!と心に決めたのです。
訪れたビーチは、緩やかな半円状にずっと続く、白い美しいところ。
沖にはリーフのブレイクが見えます。
あのリーフブレークで、オンショアながら、飛び、跳ね・・・・・憧れました。
ところがカイルア自体、マウイほど風がギャランティーされている場所ではありません。
数週間の滞在中、乗れたのは数えるほどでした。
それでも始めての「ハワイ」。
ぼくの心の奥に、強く残ったのは言うまでもありません。

それからハワイを訪れたのは20回以上。
でもほとんどがマウイで、あの最初の旅以降、カイルアへ足を運んだことはありません。
そのビーチを、ぼくはあの「映画」の中でみかけました。
主演の大沢さんが、最後に少しだけウィンドに乗るシーン。
あれは、まさに「カイルア」です。
懐かしの、あのカイルアです。

シーライフ・パークで息子と両親にイルカを見せてから
ぼくは自然とそちらの方面へ車を走らせていました。
そこへヒロコさんから電話。
飯島家とカイルアのビーチで遊ぶことになりました。

着いたカイルア・ビーチパークは、風が吹いていました。
こんな風、珍しい・・・・・。それもサイドショアーで吹いています。
あの映画のときと同じです。
あの時の風も、偶然ともいえるレアーな条件での「風」だったのです。
今日のこの風も、なにかの意味を感じました。
ぼくはカイトではなく、今日ここでウィンドをすることに決めました。
即座にビーチサイドで道具をレンタル。
そして海へ・・・・・。

あの映画のシーンを思い出しながら、ずいぶん昔の記憶を思い出しながら・・・。
沖へ、沖へ、沖へ・・・。
リーフ近くまで寄れば、ゆるやかにうねりが入り、大きくブレイクする波。
しばらくそこで遊び、ぼくは風に乗ってまたインサイドへ。
こうして、プレーニングしているだけで、ぼくの心の奥に沈殿している「もの」が
ふるい落ちていく感覚。
だんだんと、無になっていく思考。

ほんの一時間です。
でも、大きな長い時間を埋める、一時間でした。
ぼくはウィンドの楽しさを、原点に戻って感じたし、海もまた受け入れてくれた気がします。

ビーチでは子供達が浜辺に穴を掘り、海水をいれ、捕まえた魚をそこにいれたりしています。
息子はハワイの兄弟たちと、とにかく嬉しそうにはしゃいでいました・・・・。

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by tradewind6131 | 2007-10-03 17:41 | 好きなこと大切なこと  

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